太陽の向き・動きを考慮したテントやタープの張り方って?キャンプにおける日差し対策を徹底解説
日よけや雨よけとして、キャンプでは欠かせないテントやタープ。
いざ設営はしたものの、思ったより日陰ができなくて不便な思いをした経験はありませんか?
今回は、キャンプで快適に過ごすために、効率的に日陰を作るタープの張り方や日差し対策を徹底解説します!
キャンプの日差し対策には、太陽の向きや動きを考慮することが大切
日陰のないサイトや夏場のキャンプでは、テントやテープを活用して効率的に日陰を作ることが重要です。
時間経過とともに太陽は動くため、太陽の向きに合わせた設営がカギを握ります。
設営ではついレイアウトに気を取られてしまいがちですが、太陽の向きを間違えると眩しさや暑さで設営し直すことになりかねません。
日差し対策に適した設営をマスターして、快適なキャンプサイトを手に入れましょう!
太陽の向きや動きを考慮したテントの張り方
太陽は刻々と動いており、朝には東から上って昼には真上を通り夕方にかけて西に沈んで行きます。
太陽が動くということは、時間帯によって日光の差し込む位置が変わるということ。
テントの入り口が一定の場所にあると、時間帯によっては直射日光を受けてしまいますよね。
いくら西日を避けようと入り口を東側に設定しても午前中から昼にかけては日差しが差し込んできてしまうし、その逆も予想できます。
だからといって、太陽に合わせてテントを動かすのは現実的ではありません。
でも、オープンタープがあればその悩みを解決してくれます!
テントだけでは難しい日差しよけも、オープンタープを組み合わせることで時間帯に合わせて日陰を作ることができるのです。
次項からは、効率よく日差しよけができるタープの張り方について徹底解説します!
テント&タープで上手に日陰が作れない、という人は要チェックですよ。
太陽の向きや動きを考慮したタープの張り方
ここからは、太陽の向きや動きを考慮したタープの張り方について解説していきます!
基本の設置方法
春夏の場合
春夏は太陽が高く、日陰を作ってしまえば位置がずれにくいので、南北にポールを設置すればOKです。
秋冬の場合
秋冬は太陽が高くまで上がらないため、斜めから日光が差し込んできます。
そのため、南東と北西にポールを設置すると日陰が作りやすくなります。
上記の通りポールを設置すれば、サブポールやガイロープで布の位置を調整して簡単に日陰を作ることができます。
太陽の動きに合わせてタープを動かすことがないので、1日中ストレスなく快適に過ごせますよ。
朝~昼のタープの張り方
朝は東側から朝日が上がり、徐々に西に動きながら太陽の日差しが差し込んできます。
午前中は、それを遮るように東側のタープをガイロープなどで調整して下げると効率よく日陰が作れます。
ただ、キャンプ場のチェックインは大抵お昼からの時間帯が多く、午前中の日差しを受けるのは2日目の朝というケースが多いです。
朝は結露により濡れたギアやテントを乾燥させるため、あえて日陰を作らないこともあるでしょう。
また、朝日を浴びるのは気持ちがいいので、早い時間ならタープを下げなくても快適に過ごせますよ。
夕方~夜のタープの張り方
夕方には太陽は西側に下がりながら移動し、西日になります。
とくに西日が強くなる夏には、午後2〜5時位までは強い日差しが差し込むためタープなしではいられません。
また、西日になるとタープによる日陰の位置が大きくずれてしまうため、タープの西側をしっかりと下げて日差しをシャットアウトすることが重要です。
西日を避ける場合には、ガイロープを使用せず、タープのセンターラインから西側のサイドを直接地面に固定しましょう。
そうすることで、日差しが入る間口を最小限にしてタープを張ることができます。
西日をしっかり遮ることでキャンプで大半を占める夕方がグッと過ごしやすくなるので、西を意識して設営することがおすすめです!
夜間のタープの張り方
夜間になれば日が沈むため、日差し対策は必要なくなります。
ただ、夜間はリビングスペースであるタープ下にいる時間が多いため、少しでもプライベートを確保して過ごしたいですよね。
オープンタープはスクリーンタープのように閉め切ることはできませんが、両サイドをなるべく低い位置に固定しスペースを小さく抑えることで、プライベート空間を作り出せます。
そうすることで、周囲との視線を遮るほか、急な雨などでタープ内の荷物が濡れてしまうのを防げます。
また、夕方西側に下げたタープをそのままにしておけば、翌朝、東から入ってくる朝日により夜露で濡れたギアを乾かすこともできますよ。
タープの形は臨機応変に変えられるので、自分に合った張り方を試してみるといいでしょう。
テント・タープの向き以外に日差し対策としてできること
太陽の動きに合わせてテントやタープを調整する方法はマスターできましたか?
次は、テント・タープ調整と合わせてできる万全な日差し対策について解説します!
UV加工や遮光加工のテントやタープを選ぶ
タープやテントの位置を調整するのはもちろんのこと、より効率的に日差し対策をするには、UV・遮光加工が施されたテント・タープを選ぶことがおすすめです。
遮光テントは日陰が作りやすいだけでなく、強い日光を遮るので熱がこもらず室内の温度上昇を防いでくれます。夏には涼しくて、おすすめですよ。
また、UV加工があると健康にも影響する紫外線を防ぐので、小さな子どもやお肌が気になる女性でも安心ですよね。
UV・遮光加工のテントやタープがあれば、紫外線・暑さ対策ができて、より快適なキャンプ時間を過ごせますよ!
車の位置を時間帯ごとに変える
タープのガイロープを調整しても上手く日差しを遮れない時などは、日差しが入ってくる方向に車を移動すると日差しを遮ってくれます。
車でキャンプで行く人に限定されますが、車なら気軽に移動できて簡単に日差し対策ができます。
ただし、早朝や夜間のクワイエットタイムに車を動かすことは周りの迷惑になりますので、その時間帯は避けましょう。
木陰にテントを設営する
タープがあれば、テントを張る場所はどこでも安心、と思っていませんか?
タープは日陰を作って快適な空間を作ってくれますが、前述したように時間帯によっては日差しが差し込んできてしまいます。
何にも遮るものがない原っぱのようなサイトでは、直射日光を直に受けてしまいますよね。
タープに入り込んでくる日差しを最小限に抑えるには、林間サイトなどの木陰にテントを設置するのがおすすめです。
木々や葉が作り出す木陰が強い日差しからテントや人々を守ってくれて、より快適に過ごせますよ。
ただ、あまりにも大量の枝葉が生い茂っている暗い木陰では、虫が多いという難点があります。
日差しの問題はないものの虫刺されに合う可能性が高いので、適度に日差しが差し込む木陰を選びましょう。
タナベスポーツでレンタルできる日差し対策アイテム
日差し対策アイテムでキャンプで試してみたい!と思った人はまずはレンタルで使ってみるのがおすすめです。
ここからは、タナベスポーツでレンタルできるおすすめの日差し対策アイテムを紹介します!
タープ XPヘキサタープ/MDX〔コールマン〕
タナベスポーツでも大人気のタープです。
コールマン定番のオープンタープともいえる、XPヘキサタープ/MDX。
このタープの最大の特徴は、初心者でも簡単に設営ができるクロスポールを採用しているところ。
2本のポールをクロスさせて立てる構造のため、通常の1本ポールより安定感があり倒れにくいというメリットがあります。
また、高さ調節も、クロスポールを広げたり閉じたりすることで簡単に行うことが出来ますよ。
大きな日影ができるので、4人家族が快適に過ごせるタープです。
タープ アメニティタープヘキサLセット〔スノーピーク〕
機能性もデザイン性も評価されているタープです。
4~6人に対応できるスノーピークの大型ヘキサタープ。
スタイリッシュかつ洗練されたデザインで、スノーピークのテントと合わせやすい人気のタープです。
約1220×780cmというビッグサイズのため大きな日陰ができるので、大人数でも快適なキャンプサイトが出来上がります。
耐水圧は1,800mmと高くテフロン撥水加工も施されているので、大雨でも安心して使用できますよ。
DOD テント・タープポール キャノピーポールXP-01 ブラック
格安で借りれるのでキャノピーのあるテントにおススメです。
いろいろな用途に使えるDODのオプションポールです。
キャノピーポールとしてテントのキャノピーを跳ね上げて屋根を作ったり、万が一ポールが破損したときの予備として持参すれば強風時でも安心してキャンプを楽しめます。
ポールの直径が5mmと小さめで、DODのテントだけでなく他社のテントにも使える点も嬉しいポイントですね。
差し込むだけで組立できるストッパー内蔵式のジョイント構造で、初心者でも簡単に設営できますよ。
これ1つ持っていれば、緊急事態にも使えてとても便利です!
日差し対策をして快適なキャンプライフを送ろう
今回は、キャンプでは欠かせない日差し対策の重要性や太陽の向きに合わせたタープの張り方、おすすめ商品などを解説しました。
日差し対策万全でキャンプに行きたいけどキャンプギアの購入まではまだ考えられない、という人にはタナベスポーツのキャンプレンタルがおすすめです!
今回紹介したアイテムはもちろん、お得なセット商品なども取り揃えているので自分に合ったキャンプギアが見つかるはずです。
収納やメンテナンス不要のキャンプレンタルで、日差し対策バッチリのキャンプを楽しみましょう!