タープとテントの組み合わせ方!

【徹底解説】テントとタープの連結方法と組み合わせ方

キャンプを始める時にまず考えるのが、テントとタープですよね。

主に寝室の役割をするのがテントで、リビングの役割をするのがタープとなります。
強い日差しや雨風を防いでくれたり着替え等をする際の目隠しをしたりと、 キャンプを行う上で必須となるテントとタープ。

今回は、テントとタープの違い・連結する重要性やメリットなどについて徹底解説します!

テントとタープの組み合わせの基本

タープとテントの種類と特徴

まずは、主要なテントとタープの種類からみていきましょう!

テント

1. ドーム型
テント アメニティドーム M〔スノーピーク〕
スノーピークの大定番ドームテント「アメニティドーム M」


半円のドーム型で、内部が広く居住性に優れている定番のテント。
2本のメインポールをテントのトップ部分で交差して立ち上げるシンプルな構造のため、初心者でも簡単に設営できます。

2. 2ルーム型
テント タフスクリーン2ルームハウス〔コールマン〕
ファミリーテント人気1位の「タフスクリーン2ルームハウス」


リビングと寝室が一体化して閉め切ることができ、自宅のように広く快適に過ごせるテント。
設営と撤収が一度で済むため、ファミリーキャンパーを中心に人気があります。

3.ワンポール型
1本のポールだけで簡単に設営・撤収ができる初心者にもおすすめのテント。
大人が立てる天井の高さや、とんがり型のおしゃれなデザインも魅力です。

タープ

1.オープンタープ
XPヘキサタープ/MDX〔コールマン〕
コールマンで人気の「XPヘキサタープ」


生地とポールのみで構成されていて壁がないため、開放感が楽しめるタープ。
設営は慣れるまで少々コツがいりますが、1枚生地なので収納がコンパクトというメリットもあります。

2.スクリーンタープ
コールマン(Coleman) シェード タフスクリーンタープ 400
スクリーンタープで人気の「タフスクリーンタープ400」(引用元:Amazon)


テントと同じように骨組みがあり、ナイロンやメッシュなどの壁がついたタープ。
テントと同じ要領で設営するので安定感が高く、天候に左右されることなく快適に過ごせます。

相性の良い組み合わせ例

テント・タープそれぞれの種類が分かったら、どの組み合わせが自分に合っているかを考えましょう!

ドーム型テント&オープンタープの組み合わせ

キャンプの醍醐味である解放感を楽しむなら、この組み合わせです。
壁がないので空間が広く使えて、自由にレイアウトを変えることができます。
風が通って涼しいので、夏にはおすすめですよ。

ドーム型テント&スクリーンタープの組み合わせ

天候を気にせず、広々と自宅のように過ごせる組み合わせです。
大きなリビングと寝室を連結するので、2ルームテントよりも空間を広く作れます。

ワンポール型テント&オープンタープの組み合わせ

ワンポール型テントと相性がいいのは、オープンタープです。
ワンポールに直接タープを引っかける方法とアダプターを使用して連結する方法があります。
開放的でおしゃれに見せたい人におすすめですよ。

2ルーム型テント

テントとタープが一体化しているので、別途タープは必要ありません。
1度で寝室とリビングが設営できて収納もコンパクトというメリットがあります。
テントとタープの位置調整をする必要がないので、初心者には扱いやすいテントといえます。

組み合わせる際の考慮すべきポイント

テントとタープを設営する場合には、まずはテントを設営する場所を決めます。

テントは寝床になるので、地面に凹凸があったり傾斜があると寝付けない、、ということになりかねません。
まずは、しっかりとテントの下がフラットになっているか確認しましょう。

そして、タープ設営時にはメインポールの2本をしっかりと自立させて、サイド4点の布端を張ります。
この時、ペグは抜けないようしっかりと打ち込んでください。

風が強いときには、風の抵抗を少なくするために低めにタープを張ることがポイントですよ。

テントとタープを連結する魅力

日差し除けや雨対策

天候の変わりやすいキャンプ。
突然の雨に降られると大変ですよね。また、強い日差しを受けながらのキャンプは、紫外線の影響が気になります。

しかし、テントとタープを連結すれば、広い空間に屋根ができるので雨除け・日差し除けとなります。

雨の場合、テントの前室だけでは外に出てすぐに濡れてしまいますが、そこにタープがあることで濡れずに出入りできます。
天候を気にせず過ごすには、テントとタープを連結して快適な居住空間を作りましょう。

太陽の向き・動きを考慮したテントやタープの張り方って?キャンプにおける日差し対策を徹底解説

小さなテントでもスペースが拡張

テントだけでは寝室のみで過ごすことになり窮屈ですが、タープを連結することでリビング空間を作り出せます。

テントが小さくても、リビングが広ければ快適に過ごせますよね。
人が寝るだけのスペースしかないテントでも、タープがあれば荷物を置けるし、寝る・着替える以外の作業をリビングスペースで行えます。

また、遮光・防水の役割をするため、健康面でも日焼けや雨濡れから体を守ってくれます。
テントとタープの連結は、キャンプをする上で効率のいい方法なのです。

組み合わせは自由

大人数のキャンプでは、タープで広い空間を作るのに戸惑うかもしれません。
しかし、フリーサイトで広く使えるサイトさえあれば、各々持参してきたテントやタープを組み合わせて広く快適なスペースを作り出すことが可能です。

複数のタープを連結する場合には、ポールと自在ロープが余分にあるといいでしょう。
セットにポールが含まれていても、ポールを追加することでタープ設営のバリエーションが広がります。
異なるメーカーのものでも、アイディア次第で上手に連結できますよ。

テントとタープのおすすめレイアウト

初心者向け簡単レイアウト

もっともオーソドックスで簡単なレイアウトが、ドームテントとオープンタープの組み合わせです。

ドームテントなら、2本のメインポールを交差して立ち上げるシンプルな構造なため初心者でも簡単に設営できます。
テントを設営したら、オープンタープをテントの横向きか縦向きに組み合わせていきましょう。
この時、テントの入り口にタープの端を被せると雨に濡れません。
オープンタープだと1枚布を2本のポールで張っていくだけなので、工程数が少ないのがメリットです。

慣れるまで多少コツは要りますが、1番工程数が少なく簡単に設営できるレイアウトです。

上級者向けレイアウト

大人数のグルキャンでみんな一緒に寛ぎたい時、1枚のオープンタープでは狭いと思ったことはありませんか?
これを解決するには、両端に設営した2つのテントの間に2枚のオープンタープを連結させる方法がおすすめです。

この場合、2枚のオープンタープを連結する部分には、別途2本の連結用ポールを使用します。
それぞれのタープに使用する2本のポールと合わせて、計6本必要ということになりますね。
連結用2本のポールにそれぞれのタープ端2点のハトメを通して、ポールを立てれば完成です。

広いフリーサイトならこの連結方法も可能ですので、ぜひお試しくださいね。

セットアップと撤収

セットアップの注意点

テントとタープをセットアップする際の注意点を抑えていきましょう。

まず、タープがテントの上にかかるように連結しますが、この時タープがテントを抑えつける形になるのはNGです。
タープとテントの布が重なる部分に雨がたまって雨漏りの原因となるので、少し離して連結することがポイントですよ。

そして、位置が決まったら必ずペグダウンして、ガイロープをしっかり張って固定すること。
ペグはロープに対して垂直に打ち、ロープを掛ける部分が埋まらない程度まで打ち込むとロープが抜けにくくなります。

最後に、ロープについている自在金具を使い、しっかりとテンションをかけて強度を高めましょう。

悪天候時の撤収方法

悪天候時の撤収は雨に濡れながらの作業となるため、短時間で終わらせる必要があります。
効率よく動きましょう!

まず、タープよりも先にテントから先に撤収します。
タープを最後まで残して作業することで雨よけの役割をしてくれるので、この順番は重要ですよ。

そして、撤収後は収納しますが、雨で濡れたテント・タープを付属の収納袋に入れるのは至難の業です。
そんな時活躍するのが、雨水で膨らんだテントを入れても余裕で入る大きなドライバッグやゴミ袋。
ドライバッグは緊急時に備えておくと便利でおすすめですよ。

悪天候時の安全対策

防水性の高さ

急な雨にも対応できるよう、テント・タープは防水性の高い素材のものを選ぶことが大切です。
選ぶポイントは、生地の種類と耐水圧の2点です。

生地は、水に強いポリエステルやナイロンがおすすめです。
おしゃれなコットンやポリコットンも魅力的ですが、濡れるとカビやすいので雨予報がある時は避けましょう。

耐水圧は、高ければ高いほど防水しますが、その分高密度なため通気性が悪くなります。
目安としては、1,500mm~2,000mmあれば十分でしょう。

天候に強いセットアップ例

雨天時はテントからの雨漏りも心配ですよね。
いざ寝る時にテントの中が水浸しになっていたら大変です。

雨天時は、なるべくタープの下にテントを設置することをおすすめします。
テントをタープに守ってもらうようにセットアップすれば、最悪タープが雨漏りしてもテントへの直接の被害は避けられます。

設営方法としては、タープの片方のポールを遠くに延長させ、テントをタープの中に入れ込む【小川張り】があります。
これにより、テント出入口に屋根付きのリビングスペースを作ることができるのです。

タープ TC Tarp (4.3m*4m) 防水タープ オクタタープ
小川張りしたTIANBOLANGのタープ(引用元:Amazon)


タープとテントの組み合わせは無限大!

寝室であるテントとリビングであるタープは、連結することで一気に快適空間になります。
いろいろな連結方法を試してベストなレイアウトを探すのも、キャンプの醍醐味でしょう。

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