テントの設置場所・方法を解説!

テントを張れる場所5選! 試し張りにデイキャンプがおすすめな理由やサイト選びのポイントをご紹介

キャンプに初めて行く人や新しくテントを買った際に、まず最初にやっておかなければならないのがテントの試し張りです。

不慣れな作業のせいでせっかくのキャンプ時間を台無しにしないためにも、テントの張り方を把握し素早く設営する練習をしておきましょう。

しかし、練習といっても広いスペースやペグが使用できるかなど、テントを張れる場所には限りがあります。

今回は、初心者だからこそ知っておいた方が良いテントの試し張りができるおすすめの場所やその際の注意点を紹介します。

注意!テントを張ってはだめな場所

ここではテント設営できません…!

まず注意しなければならないのが、テントはどこに設置しても良いわけではありません。
「広いスペース見つけた!」
  「人気もなくていい場所だ!」

と勝手にテントを張ってしまうとトラブルになったりルール・条例などに違反する可能性があります。

キャンプ場・山の指定外の場所や、国立公園などの禁止エリア

キャンプ場や登山道において許可されていない場所でのキャンプは、環境保護や他の利用者の迷惑防止のため禁止されています。
特に北アルプスなどキャンプ指定地が定められている山域、国立公園や保護区などでは、自然環境や野生動物への影響を避けるためにルールが厳しく定められています。

登山に置いてのテント泊は

所有者がいる場所(私有地や農地)

許可なく私有地や農地にテントを設営することは、所有者の権利を侵害することになります。土地所有者に事前に許可を得ることが必要です。

歩道や車道のすぐ近く

歩行者や車両の通行を妨げることになるため、道路沿いでの設営はマナー違反です。交通事故のリスクも伴います。

道の駅、山の中、空き地などテント設営の許可がない場合は違法行為となってしまうので注意が必要です。
基本的には、その土地の所有者や管理者から許可が出ている場所のみで行うようにしましょう。

また、テントを張る場所として向き不向きもあるので、どんな環境が適しているのかを知るためにも、色々な場所で試してみるのも良いかもしれません。

テントが張れる場所5選

テント設営完了!

テントを張るには広いスペースが必要です。
さらにペグを打ったりロープが張れる最適な場所を探すのは大変かもしれません。

ここからは、テントを試し張りしたい方におすすめな場所5選を紹介するので参考にしてみてくださいね。

1つ目:おすすめ!全体を把握できるキャンプ場

一番のおすすめはキャンプ場です。

初めて使うテント、初めて設営に挑戦する場合は時間がかかるもの。
テントを張る時はパーツを並べて行うと手間取りません。

そのため周りの目を気にせず道具を広げられ、さらにペグを打つ音など気にせず気楽に設営に取り組めるキャンプ場は最適です。

また、キャンプ場にはフリーサイトと区画サイトがあります。
区画サイトは場所によって広さが違うためサイト選びは慎重に。
広さが足りないとペグダウンができなかったり、敷地ギリギリにテントを張ることになってしまいます。

さらに、登山でキャンプをする際には原則としてキャンプ指定地のみが許可されています。
勝手に道中でテントを張らないようにしましょう。

2つ目:自由度の高い河川敷

中でもテント設営の自由度が高いのは河川敷なのをご存知ですか?
ペグダウンしやすい平なところや石コロが少ない場所を選べば広く使えておすすめです。

河川敷はテントを張ってOKな場所がほとんど。
場所によって禁止区域があるのでわからなければ自治体に確認しましょう。

また、注意しなければならないのは川の増水です。
平地が晴れていても山で雨が降っていれば水かさが増します。河川ギリギリにテントを張らないよう気をつけましょう。

3つ目:マナーを守ればOKな公園

公園もルールによってはテントを張れるところがあります。
色々な人が利用する場所なので人目も気になりますが、近所に設営できるところがあればすぐにでも試し張りができて良いですよね。

テントを張る時はペグを打つ為、穴を掘ることになります。
公園内にキズをつける行為になるので利用上の注意事項を確認しましょう。
しかし、日除防止や荷物置きの目的でポップアップテントなら設営OKな公園があります。

公園は子供達も多いので怪我の原因にならないよう、場所や時間帯、マナーを守り周りに配慮することが大事です!

大きな公園なら使用ルールが公式サイトで確認可能なケースがありますが、近所の小さな公園は自治体に問い合わせて注意事項を確認してから利用しましょう。

4つ目:広さがあれば可能な自宅の庭

自宅が所有する一戸建て庭つきの家なら気軽にテントの設営ができます。

もちろん、テントを広げられるスペースが必要になりますが、そのままキャンプ気分で寝泊まりのお試しもでき、使い心地を試すこともできますよね。
広さが足りない場合は、ペグダウンをせずに自宅の柱や木、レンガなどを使ってロープを張りましょう。

また、設営だけでなく撤去作業の練習にも適しているのが自宅の良いところです。
テントで一日過ごすと朝にはテントが湿っています。
乾かすのにどれくらい時間がかかるのか、そして最終的な撤収作業にどれくらいの時間が必要なのかも確認できます。

5つ目:とりあえず広げてみるなら自宅の中

簡易的にでも試し張りをしたい、またはどうしても外で場所を確保できない場合は、部屋の中でも設置することはできます。
ペグダウンはできませんが、家具などを使いながらロープを張ることができるでしょう。

室内にテントを設営する場合は広さとを確保する必要があるので、家具をどけるなどの作業が必要になります。
また、テントによっては高さも出てくるので計測が必要です。ポールなど金属製のものは床や壁を傷つけることもあるので、賃貸の場合は気をつけましょう。

おすすめ!練習&体験ができるデイキャン

スノーピークテントとイス

テントの試し張りでデイキャンプをおすすめする理由は、本番のキャンプを想定した状況で設営ができるから。
ペグ打ちの練習やテントロープの張り具合を広々としたスペースで確かめる事ができます。

また、テントの向きを考えながら設営するのは意外に難しい事です。初めて使うテントだからこそどんな空間になるのか楽しみながら行いましょう。

デイキャンプは宿泊せず日帰りするので、荷物が少なめで時間も空間もたっぷり使え焦らずに設営に集中できます。

また、本番と同じキャンプ場でデイキャンをするなら、近くのスーパーやコンビニなどのお店状況を把握しておくチャンスにもなりますよ。

テントサイト選びのコツ

テント設営向かない場所向いてる場所

テントサイトだからといって、どこでも快適な環境とは限りません。

実は、テントを張る際に避けておきたいポイントがいくつかあります。その土地の環境や気候でキャンプの楽しみ方が大きく左右されるので気をつけたい大事なこと。

デイキャンプだけでは気付けない事や気をつけておきたいポイントを紹介するので、テントサイト選びで失敗しないように参考にしてみてください。

斜面や低地は避けよう

斜面でのテント設営は難しいだけでなく寝心地もとても悪いものです。場合によっては寝袋ごと転がっていってしまいます。

また、大きな石がゴロゴロ転がっている場所にそのまま設営すると、テントが安定していないばかりかペグを打つ場所を探すのが大変です。

他にも、低地にテントを設営すると雨が降った場合はテントが浸水し、撤去作業が困難になるので避けましょう。

テントを設営する際は平地でペグも打ちやすい土の多い場所を選ぶのがポイントです。

風の通り道は危ない

テントの設営に自信があってもキャンプを諦めるた方が良いのが風が強い日です。

しっかりとテントを張ったとしても、もともとテント自体が風に弱いので強風が吹くとテント全体があおられ崩れてしまう可能性があります。
また、風であおられたテントがバタバタして音がうるさかったり、中が埃っぽい環境になります。

山の中よりも、河川敷や湖畔、山の麓など開けた場所は特に強風に注意が必要です。
そのような場所に行く際は天気だけでなく風予報も確認しましょう。

風速が強い日はキャンプ地を木々の多い山の中に変更するなど、事前にいくつか候補を作っておくのがおすすめです。

トイレや炊事場の近くは避ける

せっかくの自然の中だからこそゆっくりと過ごしたい。 そんな人がテントサイトを選ぶときに注意したいのが人の行き来が多い場所です。

特におすすめしないのがトイレの近く。24時間誰かが使うトイレの近くは人が常に行き交います。

さらに夜中はトイレに行く人がライトを使っていたり、おしゃべりしながら出歩いていたりするので騒がしく感じます。

また、便利と思われる炊事場ですが、人が最も集中する場所なので人目が気になりゆっくりとくつろげません。

テントを買う前に知っておくべきお得な情報

テントを買っても上手にできるだろうか?と不安になりますよね。
また、大きさもイマイチよく分からず購入となるとなかなか手が出にくいものです。

タナベスポーツではブランドや人数から選べるテントレンタルを行っています。
さらに、テントだけでなくすぐにでもキャンプが始められる一式セットのレンタルなら単品で借りるよりとてもお得♪

キャンプの魅力は全ての工程を楽しむこと。テントの試し張りもしっかり練習して自然を満喫しましょう!

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