今年の夏は車中泊!気楽なキャンプの楽しみ方

今年の夏は車中泊!気楽なキャンプの楽しみ方

いよいよ夏のキャンプシーズンがやってきますね。
梅雨のうちにお気に入りのアイテムを探したり、夏の計画を立てている人も多いと思います。
キャンプに限らず旅行全般は、「事前準備」や「計画」も大きな楽しみのひとつですね。

さて、夏のキャンプ経験のある人ならおわかりだと思いますが、夏のキャンプを快適に過ごすためには「暑さ対策」がとても大切です。
ここ数年の日本の暑さは異常なくらいですし、夜になっても気温がなかなか下がりません。
楽しみにしていたキャンプが、暑さのために一睡もできず、翌日はグッタリして何もできずに終わってしまった。。。などということが無いように、ちょっとした工夫や知識があるだけで快適に過ごせる、誰にでもできる簡単な対策をご紹介します。

夏の暑さ対策 四つのポイント

夏のキャンプはどこで?暑い夏でも快適に過ごす場所選び!

夏のキャンプはどこで?暑い夏でも快適に過ごす場所選び!

ズバリ、オススメは高原や山間部です。
ビーチキャンプは楽しいですよね。
海水浴もできますし、開放的でテンションもあがります。
でも、その楽しさはわかりますが、海岸は湿気が多く、潮風によるベタツキもあるため、快適さを求めにくい場所といえます。
また、砂浜のために照り返しがきつく、一日中受けた日差しによって地熱が籠もり、テントの中に熱がジワジワと伝わり夜間も室温があまり下がりません。
逆に、高原や山間部は、たとえ日が高いうちは気温が高かったとしても、日が落ちると共に一気に気温が下がります。
木陰が多いため、照り返しによってテントが熱を受けることも比較的避けることができ、海辺に比べると地熱の籠もることもかなり避けられます。
また、「森林浴」や「森林セラピー」という言葉があるように、森林の中で草木や土壌の香りを浴びることにより、精神的にリラックスする効果もあると言われています。(諸説あります)

一般的に標高が100メートルあがると気温は0.6度さがると言われています。
たとえば、ハイキングコースとしても知られる東大阪市と奈良市をまたぐ生駒山は、標高約600メートルほどの低山ですが、それだけで平野部と3~4度ほど違うことになります。
平野部が30度の真夏日であっても、26度~27度程度。森林ならではの木漏れ日やそよ風に包まれると、体感的には温度差以上に随分涼しく感じるのではと思います。

☆参考:生駒山麓公園 公式サイト

快適素材はズバリコレ!暑さ対策のテント・タープ選びのコツ

暑さ対策のテント・タープ選びのコツ

テントの選び方

テントの素材は主に4種類あります。
それぞれ特徴があり、メリットもデメリットもありますので、目的によって選び分けることが大切です。
その際には、価格や重さ、耐久性にくわえ、夏場のキャンプには遮光性や通気性なども選ぶ際のポイントになります。

迷ったらまずはこの素材から-ポリエステル-

広く一般的に使われている最もポピュラーな生地です。
価格的にもリーズナブルで、軽量かつ耐久性もあることから、ビギナーにはこちらがおススメです。
デメリットとしては、耐火性が低いため、火の粉で穴が空きやすいことから、焚火やバーベキューなどをする場合は設置場所を考えるなどの工夫が必要です。

キャンプ用品レンタルの際はぜひタナベスポーツキャンプレンタルをご利用ください!
ソロキャンプにもおすすめです!

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ソロキャンプならこれ-ナイロン-

一番の特徴は「軽いこと」です。耐久力にも優れていて、耐水性や防水性も高く、ソロキャンプや女性におすすめの素材です。
ただし、価格がやや高めのため、まずはレンタルで試してから購入するのもいいかもしれません。

こだわりの一点モノ-コットン–

コットン(綿)でできているため、なんといってもその天然素材を生かした自然の風合いが魅力といえます。
大自然と一体感を感じることができ、精神的な満足度の高い素材ともいえます。
綿素材の衣類を思い浮かべてもらうとわかりやすいですが、「サラッとした肌触り」が特徴。
吸水性が高いため、テントの中の湿気を除去し快適に保ってくれます。
ただし、吸水力が強い分、乾燥には時間がかかるため、メンテナンスにはやや手間がかかります。

ハイブリッドで快適!-ポリコットン(TC)- 

ポリエステルとコットンが混ざった素材です。
双方の良い点を活かしているため、夏は涼しく冬は暖かく、最もクオリティの高いハイブリッド素材といえます。
何より、丈夫で耐久性が高いのがいちばんのポイント。
テントの長い寿命が期待できます。
逆にデメリットとしては、耐久力があるぶん重いことと価格が高いこと。
こちらもまずはレンタル品から始めてもいいですね。

※TC
テトロン(=ポリエステル)とコットン、または、テクニカルコットンの略

タープの選び方

また、日陰を作るためのアイテムとしてタープも欠かせません。
テントは検討に検討を重ねて慎重に品定めをする割に、タープはその機能よりも価格やデザイン、色をメインに簡単に選んでしまいがちです。
しかしタープをうまく活用し遮光性を高めるためには、まず素材選びが肝心です。
「デニール」と「タフタ」の2つのキーワードを理解しておきましょう。

デニール

ポリエステル素材の場合の糸の太さのことで、「D」と表示されます。9000メートルの糸の質量をグラムで表したもので、たとえば「200D」であれば、9000メートルで200グラムの糸となり、数値が大きいほど太く、それだけ重量も増えるということになります。

タフタ

ナイロン素材の繊維密度を指します。 たとえば「200T」なら1平方センチ内に、200本の繊維が縦と横に織り込まれていることになります。
今ではUV加工がしてある素材もあるため、数値だけを見て判断することは難しいですが、選ぶ際の目安として知っておいた方がいい単位ですね。
この目安を知ったうえで、自分の好みや目的にあったタイプのタープを選べばよいと思います。

夏のテントで快眠! 寝室づくりのコツ

寝室づくりのコツ

テント内という狭小空間での時間は、非日常を深く感じることができるキャンプの醍醐味のひとつですよね。
そして、その空間でぐっすり眠れるかどうかは、翌日の行動を大きく左右するとても重要なポイントです。
キャンプの場所やテントの素材などをしっかり選んだら、快適に眠るために更にもうひと工夫してみましょう。
まず、テント内に熱が籠もってしまわないように、テントを設営したらテント内のメッシュ部分は日中は全て開放して換気をよくしておきます。

また、天気予報を確認し、風向きを考えてテントを設置することもひとつですね。
そして案外見落としがちなポイントが「寝床」です。
地べたに直接マットを敷いてしまうと、日中に日差しを受けて溜まった地熱によって背中に熱がこもりやすく快眠が得られません。
安価なものでいいのでコット(簡易ベッド)があると、地面との空間ができる分、風通しがよくなり快適度が上がります。
また、寝袋を使う場合は全身を包むマミー型ではなく、封筒型のものを使い、ジッパーを外して眠るといいと思います。
また、家庭用の冷感シーツやアイス枕を使うと更に快適度はアップするはずです。

キャンプコット

キャンプコット

キャンプコット
【レンタル可】

  • 地面の状態関係なく使用できるので、石などで背中を痛めません
  • 地面から高さがあるので、夏は涼しく冬は冷気を軽減します
  • コンパクトに収納でき持ち運びも簡単
  • 大人一人がゆったり過ごせるサイズ
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封筒型

シュラフ パフォーマー3/C15

シュラフ パフォーマー3/C15
【レンタル可】

  • 夏でも高地に行かれる方、寒さが気になる方におすすめ
  • ファスナーを外すと開けるので敷物や掛物としても使用できます
  • 封筒型のため、圧迫感なく過ごせます
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マミー型

マミー型

アルファライト 700X
【レンタル可】

  • マミー型のシュラフは暖かく、適度なゆとりがあるので快適
  • ジッパー内側にある「ドラフトチューブ」により暖気の流出と冷気をシャットアウトします
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あると便利!夏のキャンプを快適に過ごすためのアイテム

あると便利!夏のキャンプを快適に過ごすためのアイテム

ここまでは暑さ対策のベースとなる基本的なものを挙げてきましたが、ちょっとした小物を使うことで、更に暑さ対策効果を上げることができます。いくつか挙げますので参考にしてください。

扇風機

ここ数年流行した簡易的なハンディタイプの物から、大きめのファンでしっかり送風する物まで、皆さんのニーズ次第で選択の幅が広いです。
注意したいのは、給電方法です。
乾電池式、USB式など、使用できる時間をしっかり調べ、用途に合わせて選びましょう。

発熱時用の医療用シート

本来は発熱時用のものですが、睡眠時に利用すると体感温度がいくらか下がります。
首筋や脇、手首など、血管が集中する場所に貼るのがポイントです。

バケツ氷水

原始的ですが最も効果が早いものはコレ。
バケツに氷水を張って足を突っ込むだけ。
とてもシンプルですが、アウトドアの雰囲気にも合い、快適度は満点です。

ネッククーラー

これも今では常識になりつつあるものですが、冷凍しておくとひんやり感がアップしますね。
また、ハンカチなどで保冷剤をつつんで首に巻くだけでも効果は充分あります。
最近では電動ファンのついた首掛け型の扇風機もあります。

速乾性&冷感衣類

衣服選びも大切なワンポイント。
ドライ系の速乾性の衣類を着るのがオススメです。
ちょっと動いただけで大量に汗をかくので、着替えも多めに持っていく方がよいでしょう。
また、虫刺され予防や日焼け対策として、一枚羽織れる長袖があるとベストです。
日焼けすると寝る頃に身体が火照ってしまい、なかなか寝付けなくなってしまいます。

おまけ

おまけ

キャンプの定番料理といえば、バーベキューや焼きそばなどの炒め物になりがちですが、常に近くで火を起こしている状態なので、更に暑さが増大してしまいます。
夏のキャンプに限っていえば、バーベキューなどの常に火を使う料理はやめて(焚火も控えた方がいいですね)、体温を下げる素材、例えばキュウリやナス、トマト、すいか、バナナ、梨などを使い、あっさりした冷麺や夏野菜カレー、パスタにしてみてはどうでしょう。
また、ハムやチーズだけの簡単サンドイッチも体温が上がらずおすすめです。
見た目もオシャレですし、洗い物が少ないのもいいですね。
ちなみに、夏野菜は利尿作用を促す効果があります。
尿は熱も一緒に出してくれますので、体温を下げる効果もあります。

まとめ

最後に、夏のキャンプは熱中症の危険があることを忘れずに。
楽しみにしていたせっかくのキャンプが台無しになるだけではなく、命に係わる危険もあります。
特にお子さんは体温調節の機能が充分に発達していないため、気を配る必要があります。
また、急な天候の変化などにも注意が必要ですし、台風や大雨の予報が出ているときには無理せずに中止する決断が必要です。

基本的な熱中症対策:大原則として、日中は日のあたらない場所で過ごす

  • 日傘、帽子を着用する
  • こまめに休憩する
  • 水分補給する(喉が渇いていなくても)

※ジュースは逆に喉が渇いてしまうこともあり、水分補給には適していません

☆参考:厚生労働省熱中症予防のための情報・資料サイト

夏の暑さ対策 四つのポイント まとめ

  • 【まずは涼しい場所選びから!】・・・海辺は避けて高原や山間部で!
  • 【テントやタープの選び方】・・・遮光性、通気性の高いものを!
  • 【快眠を得るためのひと工夫】・・・コットを使い封筒型寝袋を選ぶ!
  • 【あると便利なアイテム】・・・扇風機や冷感小物など、ちょっとしたグッズを追加しよう!

更にもうひとつ。。 色々な安価なキャンプグッズが出てきたとはいえ、すべてを揃えるのはなかなか大変です。
お金がかかるのももちろん、保管場所の確保も考えなければなりません。

また、昨今のSDGsの考え方からも、使い捨てはできるだけ控えて、長く使えるものを選びたいですよね。
ここまでにも何度かあげてきましたが、まずはレンタル品から始めてみるのもひとつではないでしょうか。
現場で借りられる備品もありますし、本格的なものを事前にネットからオーダーできるもあります。
でも、キャンプグッズを自宅で眺めるのも密かな楽しみのひとつですから、レンタルではなく自ら保有したいのもキャンパーの心理というもの。
今後のキャンプライフを考えつつ、最も適した利用法を考えてみてくださいね!

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  • タナベスポーツ キャンプ編集部
    「キャンプを始めたい!」と言う方に向けて知っておくと便利な情報を発信しています。当店でレンタルできる商品も合わせてご紹介していますので、ぜひご覧ください!

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