キャンプや登山中の花粉症対策とは?花粉が少ないキャンプ場選びとは?【春キャンプのすすめ】
どうも、タナベスポーツキャンプ編集部スタッフです。
キャンプや登山、アウトドアが好きだけど重度の花粉症…
そんな方って自分以外にもいると思うので、アウトドアの花粉症対策について紹介します。
そもそも花粉症とは?
花粉症はⅠ型アレルギー疾患の1種で、くしゃみ・鼻水・鼻閉・目のかゆみ・花粉皮膚炎などの症状があると言われております。
原因となる花粉はスギ・ヒノキ・ケヤキ・クヌギなどの樹木によるものから、キク科のブタクサ・ヨモギ、イネ科のカモガヤ、オオアワガエリなど多岐にわたります。
スギ花粉症患者は2008年時点で日本全体の26.5%と驚異的な割合で、深刻な問題となっております。
(参考文献:モダンメディア60巻12号2014 [大気の汚染が及ぼす健康被害])
キャンプ・登山の花粉症対策
目や鼻の保護
花粉が目や鼻の粘膜に触れないように、マスクやめがね、サングラスの着用が基本です。特にスポーツサングラスは側面からの光や花粉の侵入を防ぐのに効果的です。
特にSWANS(スワンズ)のスポーツサングラスは評価が高く、眼鏡の上からもかけられるので、車の運転などでも活躍するので「アウトドアで使ったきり」にならないのもおすすめです。
■おすすめのスポーツサングラス
SWANS(スワンズ) サングラス OG-4
紫外線は99%カットでありながら、水面の反射などをカットしてより視界がクリアになる偏光レンズタイプなので自然の風景が見えにくくならないのも嬉しいポイント。
(参照元Amazon)
鼻の粘膜への侵入を防ぐ
マスクをしていれば基本的にはOKですが、キャンプでは食事などマスクを外すシーンも多いですよね。
そうした際の対策として、鼻の中にワセリンを塗っておくことで、花粉が粘膜に触れるのを防ぐ方法などが近年注目を集めております。
服装に気をつける
花粉が付きにくい表面のつるっとしたナイロン素材のジャケットなどウェアでの工夫も可能です。髪はまとめて帽子をかぶるなど、まずは体全体に花粉が付着しない工夫をしていきましょう。
■おすすめの帽子
SALOMON(サロモン) MOUNTAIN HAT
(参照元Amazon)耐久撥水ソフトシェル素材で雨天にもしっかり対応できるマウンテンハット。ドローコードでサイズ調整もできるのも助かります。
■おすすめのナイロンパーカー
NANGA(ナンガ)AURORA 2.5LAYER
TREK SHELL PARKA
ナンガ独自の2.5レイヤー透湿防水素材を使用したシェルジャケットは高いコストパフォーマンスを誇ります。
急な症状への対処
行動中に激しい花粉症の症状が出た場合は、目を洗ったり、鼻うがいをすることで一時的な緩和は期待できますが、本格的な対処には抗ヒスタミン剤や点眼薬、点鼻薬の使用が推奨されます。
しかし抗ヒスタミン剤の副作用に眠気やふらつきがあり、登山中の使用は危険と言われておりますので他の対策を講じるのがおススメです。
花粉症対策グッズを使う
イハダのアレルスクリーンEXなどの花粉症対策グッズもおすすめです。万民に同様の効き目が保証されているものではないので、事前にそれを使用することで対策となるのかお試しするといいでしょう。
■おすすめの対策グッズ
資生堂薬品 イハダアレルスクリーン
(参照元Amazon)吹きかけることで髪や肌にPM2.5が付着するのを防止してくれます。
目からウロコの花粉症対策?!
自分のNGな花粉のエリアを避ける
自分がどのような品種の花粉のアレルギーなのかを知り、可能な限りそれが少ないエリアを選ぶことがもちろん一番の対策です。
例えばキャンプであれば海辺のキャンプ場を選んでみたり、標高1000メートル以上の杉やヒノキが生息できない場所を選ぶことである程度回避できます。
そうは言っても場所が決まってる場合もありますので、その時はしっかりと備えましょう。
■おすすめのキャンプ場
太平洋を一望できるキャンプ場さん
CAMP Knot(キャンプノット) 【和歌山県】
(▶公式HPはこちら)
標高1000m超えのキャンプ場さん
マウンテンフィールド宮城蔵王すみかわ【宮城県】
(▶公式HPはこちら)
帰宅後の花粉症対策も忘れずに
着替えと清掃
下山後は速やかに着替え、衣類についた花粉を家に持ち込まないようにします。ザックは掃除機で清掃し、外でブラッシングすることで花粉の拡散を防ぎます。
洗濯の注意
花粉がついたウェアの洗濯は通常通り行いますが、外干しは避け、室内干しや乾燥機を利用して花粉を取り除くようにしましょう。
ビタミンDは花粉症に効くの?
「ビタミンDを毎日摂取していたら花粉症の症状が軽減される」というような話をよく耳にしますよね。
筆者も実際毎日摂取しているのですが、
現時点では、「ビタミンDが免疫機能と関連性がある」ものの「ビタミンDが花粉症に直接的効果がある」という科学的コンセンサスは確立されていない(まだ科学的に正しいとジャッジできない)ようです。
ただし、ビタミンDは免疫機能に関係性があり、適切な免疫応答を促進する可能性があるため、花粉症などをはじめとするアレルギー症状に対する影響は研究されています。
CASE 01
Association between vitamin D deficiency and allergic symptom in pregnant womenという題で発表された研究では、妊婦の血中のビタミンDの濃度とアレルギー症状の有無の関連性を調査したところ、ビタミンDが不足している妊婦の方がアレルギー症状のリスクが高い結果になりました。
しかし、「花粉や黄砂によるアレルギー症状がひどい為外出を控えた結果、紫外線にあたる頻度が減少して血中ビタミンD濃度が下がった」という逆因果の可能性もあるので断定できないとしています。
CASE 02
Vitamin D Supplementation and Allergic Diseases during Childhood: A Systematic Review and Meta-Analysisという題で発表されたarticleでは、ビタミンDの摂取によりアレルギー性鼻炎に対するリスクを減少させる可能性が示唆されましたが、これらの研究はまだ初期段階であり、ビタミンDが花粉症にどれだけ影響を与えるかについては十分な証拠が得られていません。
「あらゆる免疫に効果があるわけではない」
「被験者のアレルギー性鼻炎に有効だった結果は出たが、裏付けは取れていない」
というような実験の例があるものの、CASE1で示唆されたように逆因果の可能性もあると思いますので安易な断定には気を付けた方がいいでしょう。
個人的には毎日摂ってるビタミンDサプリに効果があると信じたいですが…(笑)
いずれは花粉症に有効な成分が何かが明らかにされるといいですね。
万全の準備が重要です。
いかがでしたでしょうか?
これらの対策を組み合わせて、花粉症の症状を和らげながら快適なキャンプ・登山を楽しんでいただければ幸いです。
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それではみなさん今年も花粉にお気を付けください。