テントの耐水圧とは?目安となる数値やおすすめテントを紹介!
キャンプで気になるのは「お天気」ですよね。1週間前から天気予報をチェックして、傘マークが出ているのを見てはヤキモキ。。なんて人も多いのではと思います。
でも、雨のキャンプも実はなかなか楽しいものなんですよ。テントの中で聴く雨音はまたいつもとは違って格別です。
そこで今回は、雨でも安心してキャンプできるテント選びの目安になる「耐水圧」について解説します!
耐水圧とは?
まず初めに「耐水圧とは何か」わかりやすく説明しましょう。
簡単に言うと、文字通り「どれだけの水圧に耐えられるか」つまり、テントの生地にしみ込もうとする水を抑える力のことを指します。
もっと具体的に説明すると、生地の上に1センチ四方の水を1mmずつ積み上げていき、どこまで水を通すことなく耐えられるかが数値化された耐水圧です。
耐水圧が1,000mmなら1,000mmまで、2,000mmなら2,000mmまで、水がしみ込まずに耐えられたことになります。
一般的なテントの耐水圧
では耐水圧の目安はどれくらいなのでしょう。
耐水圧500mm以下のものから、高いものでは10,000mmを超すものもあります。
一般的には、
■耐水圧500mm :小雨に対応
■耐水圧1,000~1,200mm:通常の雨に対応
■耐水圧1,500mm〜:大雨に対応
これくらいの感覚を持ってテント選びをしましょう。本格的な登山のようなキャンプでなければ、1,500mm~2,000mmあれば無難だと言われています。
耐水圧の高いテントを選べば安心なの?
では、耐水圧が高ければ高いほどいいのでしょうか??
大雨が降っても完全に雨を防げるように、耐水圧の高いものを選ぶべき??
実は耐水圧が高くなると、それなりにデメリットもあるんです。メリットとデメリットを簡単にまとめてみました。
耐水圧が高いテントのメリット
耐水圧が高くなれば、当然、雨が降っても水が漏れることは減っていきます。
知っておくべきことは、耐水圧が高くなると、それだけ通気性が落ちる。。ということ。
逆に言えば、冬のキャンプでは、外の冷気を遮断する効果も高くなります。
耐水圧が高いテントのデメリット
先に書きましたが、耐水圧が高くなるだけ通気性が悪くなるなりますから、寒い時期のキャンプでは結露が発生しやすくなってしまいます。
また、夏のキャンプではキャンプ内が大変蒸し暑くなりがちです。耐水圧の高いテントを選ぶ場合には、ベンチレーション機能があり、換気がしっかりできて通気性を上げるものを選ぶなどの配慮も必要ですね。
耐水圧を求める人にはうれしいテント、Templay G-TENT
やっぱりタフな生地のテントが欲しいという方はTemplayのテント「G-TENT」がおススメです。
耐水圧はなんと5000mm!最強!
ベンチレーションやメッシュ状にできるドア、煙突穴などオールシーズン使える工夫が盛り沢山ながら、比較的手の出しやすい価格帯のファミリーテントです。
テントの耐水圧は1500~2000㎜がおすすめ!
というわけで、耐水圧は低くても高すぎてもそれぞれ弱点があることがわかってもらえたと思います。
なので、自分のキャンプスタイルに合わせて選ぶとよいですが、通常のファミリーキャンプやソロキャンプであれば、1,500mm~2,000mmのテントを選んでおけばまず問題ありません。
また、コールマンやスノーピークなどのメジャーなテントブランドであれば、ほぼ1,500mmを超えたものが主要ラインナップになっていますので安心ですね。
耐水圧以外の浸水を防ぐポイント
耐水圧以外にも浸水を防ぐ方法はいくつかありますが、いちばん効果的なのは「ダブルウォールテント」を選ぶことです。
テントには、シングルウオールとダブルウォールがります。フライシートだけのタイプと、フライシートとインナーテントの二重構造になっているタイプです。
ダブルウォールテントは、二重構造になっているため防水効果が高く、浸水しにくい特徴があります。また、結露しても1枚目のフライシートと2枚目のインナーテントに隙間があるため、通気性もよく快適に過ごせます。
この他にも、フライシートに撥水加工がされていたり、生地の縫い目に止水テープが張られて処理されているかなども気をつけたいポイントです。
初心者キャンパーにおすすめ! 突然の雨もOKなテント3選
では実際に耐水性に不安のないオススメのテントを3つ紹介します! 今回は、初心者でも簡単に設営できて、機能的にも不安のない人気ブランドから選んでみました。
【スノーピーク】アメニティドーム S
[TIPS]1-2人で使うとゆったり使えておすすめ!
タナベスポーツで最もレンタルされているテントのひとつで、スノーピークのベストセラーブランドです。2~3人用のコンパクトタイプということもあり、設営も撤収も大変簡単です。
気になる耐水圧は1,800mmありますので、突然の大雨でも安心です。特に、スノーピークの耐水圧表示はミニマムでの表示(最低でも1800mmを保障します、という意味ですね)なので信頼度が高いのもポイントです。
また、ベンチレーションもついていて、通気性が良くテント内が蒸れにくく快適に過ごせます。
【ロゴス】スペースベース・デカゴン-BJ
[TIPS]超巨大だけど意外と組み立ても簡単
6人用で6メートルある大型なドームテントですが、独自のQUICK SYSTEMで約5分で設営できるのが大きな特徴で初心者でも安心です。
また、デカゴン同士を連結できるのも特徴でイベントや大人数のキャンプにもオススメです。
耐水圧は1,600mmあり、スペックは充分だと思います。
【コールマン】タフスクリーン2ルームハウス
[TIPS]タープ要らずなのも便利!
コールマンで人気の高い2ルームテントで、Amazonや価格comのランキングでもトップをキープしている人気アイテムです。2ルームのため広い居住空間が確保されていて、家族やグループでのキャンプでもオススメ。
また、部品が色分けされていたり、四隅にあるアシストグリップにより、ひとりでも簡単に設営できることも大きな魅力です。
耐水圧は余裕の2,000mm。更に丈夫なアルミポールが使われていて、頑丈でタフなところも大きなポイントです。
リビングにはメッシュの窓もありますので、換気もできて快適に過ごすことができます。
耐水圧もあって初心者でも扱いやすく、広くてくつろぎやすい…そんなこともありタナベスポーツでも一番レンタルされてるテントです。
まずはレンタルで使い心地を試すのもおすすめ
今回は耐水圧に注目しましたが、テントを選ぶポイントは他にもたくさんあります。色々なタイプを見て探すのもキャンプの楽しみのひとつですね。
でも、全ての条件を満たすテントを見つけるのはなかなか難しいかもしれません。購入したものの、自分が想像していたものと全く違っていた。。。(涙)というケースもあるようです。
そんなことを避けるために、まずはレンタルから始めてみてはどうでしょう??色々と試してみて、自分に合ったテントを探すのは賢い選択だと思います。
また、レンタルであれば、保管場所やメンテナンスの問題は全てクリア。お手軽にキャンプを楽しむにはオススメですよ!
耐水圧を参考にしながらお気に入りのテントを探そう!
今回はキャンプ時の降雨を想定して、雨水がテント生地にどれだけ染みないかの目安となる「耐水圧」について解説しました。
耐水圧に着目したテント選びのポイントは、耐水圧は1,500mm~2,000mmで、生地が二重構造になっているダブルウォールテントを選ぶのが基本と覚えておきましょう。
また、今回オススメした3つの人気テントは、タナベレンタルでも借りることができます!
それぞれ異なる特徴がありますので、まずは手軽にレンタルで試してみて、使い勝手や自分の好みに合ったテントを探してみてください!!